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コロナ禍で日本へ帰国 ~羽田空港でのコロナ抗原検査、待ち時間など~

こんにちは、ゆきーた(yukita_mk)です!

 

2020年9月中旬にトルコ イスタンブールを経由し、スペインより帰国しました。

現在日本への入国者は国籍を問わず新型コロナウイルスの検査を受けなければいけません。

 

この検査が導入された直後は、防護服を着た係員に先導され、重々しい雰囲気のもと検査が行われていた印象がありましたが、実際にはどうだったのか紹介したいと思います。

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唾液を使った抗原検査

以前はPCR検査により、新型コロナウイルスへの感染を確認していましたが、羽田空港では7月29日から、他の空港でも順次、唾液を使った抗原検査へと検査方法が変わりました。

 

自分で唾液を1~2ml採取し、係員に提出するという簡単な方法です。

これにより、検査員の感染予防と結果が出るまでの時間短縮が図られるそう。

 

実際の検疫手順

羽田空港行きの飛行機に搭乗してから、入国するまでの流れをご紹介します。

今回イスタンブール空港からターキッシュエアラインを利用して日本へ帰国しました。

ISTから飛行機に乗ると、普段は税関申告書が配布されますが、今回はそれプラス、検査に伴う質問票・申告書・健康カード(日本語・英語)が配られました。

 

どこの国から来たか、日本での滞在先、空港からの移動手段、自分の健康状態(熱や喉の痛み、味覚障害がないか、最近陽性患者と接触はなかったか etc.)などを記入する書類で、機内で記入を済ますよう案内がありました。

 

飛行機が着陸し、機内から出るときは特別なアナウンスもなく、みんな足早に降りて行きました。もし搭乗客が多ければ、前の列から順番に出るなどの方法があったのかもしれません。

 

他の方のブログで、3月ごろの話だったと思いますが、空港からの帰宅方法・ホテル待機の有無によって降りる順番が違ったと書いていた方もいらっしゃいましたが、現在はそのような分け方はしていないようでした。

(PCR検査だった頃は、検査結果を"政府指定のホテルで待つ"というオプションもありましたが、現在はありません。)

 

飛行機を降りると、普段は入国審査の方向へ進みますが、検査のため逆流して奥の方へ進むことになります。

 

去年新設された140, 141番ゲートを含む奥の搭乗口が検査会場として使用されていました。

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https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/1222734.html

 

まずは143番搭乗口で概要説明及び、書類への記入漏れがないか確認。

 

係の方にチェックしてもらった人から順番に142番搭乗口の方へ進み、唾液を入れる検体容器を受け取り、各自検体を採取します。

簡易的な更衣室の入口のカーテンがないバージョンという感じの仕切りの中で頑張って唾液を出します。

梅干しとレモンの写真が貼ってあり、かなりシュールな感じでした。笑

 

検体を提出し、141番搭乗口の方へ進みます。

ここでは係員と対面になって着席し、機内で受け取った書類の記載内容の確認があります。

係りの方の実家が書類に書いてある私の実家と隣の地区だったようで、◯◯にお住まいなんですか?とまで話しかけられました。

ピリピリとした雰囲気じゃなくて安心・・・!

 

書類審査が終わると、あとは検査結果を待つだけ。

一つ上の階へ登り、146番搭乗口の椅子に座って結果を待ちました。

検体容器を受け取る時もらう受付番号が呼ばれたらカウンターへ行き結果を聞きます。

 

番号は日本語・英語でのアナウンスと、iPadに番号を表示させたものを係員が提示してくれるので、聞きそびれても大丈夫。

 

待ち時間はその時間帯のフライト数により前後しますが、私は待合場所に到着してから30分ほどで結果が出ました。

無事陰性でしたので、陰性判定のシールと、職員に見せるためのピンクの用紙を受け取り検査は終了となります。

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終了後はただひたすら入国審査の方へ歩きます。

一番奥からなので遠い;

 

入国後14日間

検査が終わり入国してから14日間は、公共交通機関の利用が禁止されているので、空港からはレンタカーを借りる(事前予約)or ハイヤーを予約しておく or 家族・知人に迎えに来てもらう、という方法を取らなければいけません。

これらが難しい場合は、14日間の隔離滞在を受け入れているホテルへ宿泊することになります。

国際線が今の状況下でも運行している関東や関西圏の方は車での移動がしやすいかもしれませんが、地方の場合は現実的ではないと感じました。。(国内線への乗り継ぎも不可)

 

検査に関するよくあるQ&Aに、

国内に身寄りもいなく、所持金も少ない場合はどうしたら・・・?という質問に対し

「国内の滞在場所を手配した上での入国が前提、滞在にかかる資金に懸念がある場合は家族や友人に連絡の上手配を進めて・・・」と回答されているのを見て、答えになってない^^;と思ってしまいます。

検査や14日間の隔離を承知の上で海外へ行く人と、ワーホリや長期留学、仕事の関係でコロナなんてなかった頃に海外出てしまっていた人とでは状況がかなり違うのに、、うーん・・・

 

 また日本入国者は、14日間は各自治体の保健所から電話連絡で体調の確認をされる場合があるのですが、作業軽減のためLINEでも同様の健康状態の報告ができます。

空港で提出した書類の中に、LINEを使った健康状態チェックに関する同意書も入っており、同意すると厚生労働省 帰国者フォローアップ窓口というアカウントから毎日"はい・いいえ"をタップして回答するアンケートが届くようになります。

 

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各自治体によって対応が違うようですが、私の場合は帰国2~3日後に1回だけ保健所から電話が来て、体調に問題がないか聞かれ、何かあった時にの窓口の番号を告げられました。

 

コロナ禍での帰国、実際のところどう?

到着便の数によってかなり前後すると思いますが、私の場合は飛行機が着陸してから検査終了まで、1時間20分ほどでした。

早朝の到着ラッシュに日本へ到着した知人は、同じ唾液検査でも6時間ぐらい待ったそう。

 

私は両親が迎えに来てくれ、実家で過ごせたので特に不便は感じなかったのですが、もしどこか地方に住んでいて14日間隔離が自腹になっていたら・・・と考えるとやはり金銭面でキツイ、というか、そんなところにホテル代出したくないよ〜というのが本音です。

 

帰国者・入国者に対する隔離措置についてのニュースを度々見かけますが、条件付きで緩和?とかの話も出ているみたいなので、早く良い方向に向かうことを願っています。

 

 

本日もお読みいただき、ありがとうございました!